バイナリーオプション:相関通貨を見る~通貨シンクロ率を参考に~

為替でトレードするバイナリーオプション、FXをやる上において、

「相関通貨」

というのは、必ず見るべきポイントの一つです。


初めのうちは、「相関」という言葉に難しさ、或いは格好良さ、なんてのも感じていることも有るかと思いますが、きちんと理解していけば、案外シンプルでもあります。


今回は、「相関」の考え方や情報取得、検証例についてご紹介します。

 

 

自分で理解する

初心者のうちは、相関を理解するために、なんとか便利なインジケータはないか、などと検索しがちです。
また、私の場合は、Currency Strength Chartもよく見ておりました。
(参考サイト→ https://currency-strength.com/ )


その他、無料で落ちている通貨強弱インジケータなどはございますので、もちろん使用していただいても良いかと思います。


ただし、通貨強弱を数字、インジケータで把握したところで、「だから何?」という状態に陥ってしまうことがほとんどであり、むしろその数字に左右されて、自身のトレードがぶれる可能性すらありますから、私自身は、それだけを見るのはお勧めしておりません。

では、どうすればいいのか?


それは、
各通貨ペアは、通貨と通貨の喧嘩によって動いている、ということを、根本的に意識することだと、私は考えています。

例えば、AUD/JPY(オーストラリアドル/日本円)
ならば、オーストラリアドルと日本円の戦いですから、
オーストラリアドル、日本円が、今どういう状況なのかを確認する必要があります。

EUR/GBP(ユーロ/ポンド)
なら、ユーロとポンドの状況確認、というわけですね。


当たり前のことを何言ってんだと感じるかもしれませんが、
ここからが肝心です。
この「状況確認」こそ、自身の裁量判断能力をつけなければならないにもかかわらず、
安易に外部の計算式の不明確なインジケータや情報に頼ってしまい、結果、自分の力を身につけられず、他力本願になってしまうのです。

 

※他との「つながり」を思い描いてみていただければ。


自身の力をつけたうえで、通貨強弱(Strength)を用いたチャートやインジケータを活用していければ良いのではないでしょうか。

 

 

確認項目

相関を自分で判断する能力を身につけていく。
初心者の方であっても、そこはぜひ実践していってほしいところです。

下記に、最低限確認が必要な項目を列挙します。

・相場全体が、どの通貨によって動いているのかを、チャートを確認して理解
→ドルストレートで同様の動きをしているならば、米ドル中心で相場が動いているのではないかと想定。

・自身の取引したい通貨ペアの、癖を認識
→AUD/JPYは、オーストラリアドル、日本円、どちらの通貨の力に引っ張られやすいのか。など

・マーケットタイム
自身の取引しようとしている時間帯は、どのマーケットタイムで、どこの市場の参加者数が多いのか

・メジャー通貨の位置関係、方向性
→AUD/USD,EUR/USD,GBP/USD,USD/JPYなど、主に米ドルと主要通貨のチャート上での位置関係

 

※AUD/JPYを狙うならば、AUD/JPYは、どの通貨の力で動いている?
動かしている通貨は、何で動いている?どこを目指している?自分で考える癖を!!

 

 

検証例:【通貨ペアシンクロ率】から考える

結局は、自分で理解していくということが絶対条件であり、相場は残念ながら一朝一夕に理解なんてできません。


・勉強する時間がない
・一定の期待値を追って収益を出しながら勉強していきたい

という方は、ぜひ私たちの【Clover_Logic】をご使用になっていただければと思います。

(参考ページ→ https://one-leaf-clover.jp/clover_logic/


また、今回は、勉強の例としまして、


OLCオリジナル
【通貨ペアシンクロ率】

 

の検証過程の一部をご紹介させていただきます!!!

今後のご自身の、「意味のある勉強の仕方」のご参考にしていただければ幸いです。

 

検証1

シンクロ率:AUD/JPY
ルール

・5分足を使用
・AUD/USDが陽線かつ、USD/JPYが陰線だった場合、AUD/JPYは、どちらにシンクロしていたか。
・AUD/USDが陰線かつ、USD/JPYが陽線だった場合、AUD/JPYは、どちらにシンクロしていたか。
・時間はMT4時間表記
・シンクロ割合が高い方に色付け

 

AUD/JPY考察
全時間帯を通して、AUD/USDとのシンクロ率が圧倒的に高いため、AUD/JPYでトレードを行う際は、特にAUD/USDの状況把握を行う必要があるのではないか。
・ほかのクロス円通貨のシンクロ率との乖離はあるのか。(AUD/JPYが特殊なのか、あるいはクロス円自体の力が弱いのか。)

※表では米ドルが買われている、売られているという表記としておりますが、ルールでは、分かり易く記載しております。
要は、米ドルを基準としつつ、どちらの通貨に引っ張られたか、とご認識ください。


検証2

シンクロ率:CAD/JPY
ルール

・5分足を使用
・USD/CADが陽線かつ、USD/JPYが陽線だった場合、CAD/JPYはどちらにシンクロしていたか。
・USD/CADが陰線かつ、USD/JPYが陰線だった場合、CAD/JPYはどちらにシンクロしていたか。
・時間はMT4時間表記
・シンクロ割合が高い方に色付け


CAD/JPY考察
時間帯によって、シンクロ率の乖離が明確にみられている。シンクロ率の偏っている時間は、どのような市場時間であるかを考える必要がある。
・時間帯によって、より意識してみる相関通貨を変更した方が良いのかもしれない。
・AUD/JPYとは違うパターンが取得できたため、他のクロス円の傾向も分析する必要がある。

 

検証3(JPY全体として)

シンクロ率一覧:クロス円

ルール

・検証1,検証2と同様

 

クロス円考察

「クロス円」とひとまとめにしても、通貨ペア毎により、はっきりと特徴が示されている。

・各クロス通貨のマーケットタイムは、大きなポイントの一つになるのではないか。

・時間帯によって、円の力が強い箇所、弱い箇所というのは、数値上明確に見えてきた。

 

検証における課題

今回は、クロス通貨のみで検証を行ったため、その通貨とのシンクロ率しか算出できていない。
比較する通貨を拡大することで、より視野を広くした相関の見方を持つことができるのではないか。

クロス円以外の通貨ペアについても、シンクロ率を取得していくことで、より通貨の癖を知ることが出来、トレードに大きく活かせるのではないか。

 

 

まとめ

今回は、「相関」についての記事でしたが、まだモヤモヤーっとしている方々も、多くおられるかと思います。

 

・他者の情報やインジケータに依存し過ぎず、自分で理解すること

・Strengthを把握するだけでなく、その通貨がどこを目指して動いているのかを考えること

・情報取得(勉強)するならば、本当に意味があるもの、使えるものを取得(勉強)していくこと

 

簡単にまとめると、上記のようになるかと思います。

 

ぜひ皆さまも、自分の中での「相関の見方」を明確化し、トレードに活かしていただければと思います。

この分野は、バイナリーオプションに限らず、FX、株式をやる上においても必須項目です。

勉強して損は一つもありません。

 

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