バイナリーオプション:ロジックは「ポートフォリオの一つ」
OLCより、バイナリーオプションに活用できる様々な特徴を持ったロジックのシグナルツールを、販売致しました。
(ショップはこちら)
バックテストの大切さを知り始めている初心者様なら、
「勝率60%あるならこれだけで勝てないとおかしいよねー?」
と思われるかもしれませんが、残念ながら相場はそんなに甘いものではないです。
私は、販売したロジックたちをベースに、あらゆる戦い方を、その時その時の相場で行っています。
今回は、私たちが複数のロジックで戦う意味、考え方についてご紹介していきます。
ロジックによる月間勝率の違い
2020年12月の相場だけ見ても顕著に分かるように、
その時々によって、強いロジック、弱いロジック、というのは必ず存在してきます。
例として、販売中の2種類のロジックの、2020年12月の結果をご紹介致します。
※MTFAnalytics ver.3.0.1使用
・新Candle_Logic:NS30の期待するロジック月間勝率(60-62%)※ロジック説明記事へ
→結果:月間勝率63.43%(18通貨ペア合算)
・Moving_RSI_MTF(回数重視):NS30の期待するロジック月間勝率55-60% ※ロジック説明記事へ
→結果:月間勝率53.40%(18通貨ペア合算)
12月の特徴は、とにかく5分足というのが意識されず、5分足で戦っているトレーダーにとっては、かなり苦しい期間でした。
逆に、上位足を意識することで、むしろ戦いやすい相場というのが最後まで継続されました。
ただし、12月の相場だけ見て「新Candleだけで良いやん!!」というのも、少々乱暴かもしれません。
ロジックを正しく使い、(裁量)判断する
ロジック、手法は、「バックテスト勝率」にどうしても目が行ってしまいますが、
大切なことは、
・現相場(今年、今月、今週、今日、今)において有効か
・どのロジックを主体に戦うべきか
を、仮に不確かな予測であっても、戦略として立てていくことです。
その判断こそ、シグナルや確立した手法で戦う上でのいわゆる「裁量」ともいうべきところになってくると考えています。
OLCメンバーは、12月の初めには、複数ロジックで勝負していたものの、途中から「Candleしか勝たん!!」を合言葉に、
とにかく新Candle_Logicをベースに打ち込むことで、他の5分足ロジックで負けたとしても、その数倍以上の利益を確保できました。
インジケータやローソク足をこねこねくりくり、ラインをあっちやこっちやに引いて、、、見てくれの良いモノだけが、「裁量」ということでは決してないのです。
ロジックをポートフォリオの一つとして
その時その時に合う、合わない戦い方というのが存在しているということは前項で述べましたが、
現実的に、
それをどこまで正確に予測できるか。
判断を誤っていたら。
不安は、必ずあります。
そんな時に用いてほしいのが、
ロジックはポートフォリオの一つ
という考え方です。
最初に例として挙げた、2020年の12月の新CandleとMoving_RSI、
二つのロジックで大きな勝率の乖離が発生していました。
超シンプルに言うと、
例えばこの二つを組み合わせて、全部にエントリーしていたらどんな結果になったのかを考えてみましょう。
・新Candle&Moving_RSI_MTF合算
→結果:月間勝率56.16%(18通貨ペア合算、同時シグナルは両シグナルにエントリーした場合)
これは分かり易く説明しているだけで、
両ロジックの1取引あたりの期待値を考えると、このまま合わせるということはありません。
しかし、このように、ロジックの違う二つを重ねて戦っていたとするならば、例え一つのロジックで負けていたとしても、もう一つのロジックで補える可能性もある、ということです。
株式の世界では、
卵は一つのカゴに盛るな
という格言があります。
一つの銘柄に集中的に投資するのではなく、複数の業種や銘柄に投資して、リスクを分散していきましょう、という意味ですが、
私は、バイナリーオプションのロジックを作る一人として、最近は特にこれを意識して取り組んでいます。
つまり、ロジックはポートフォリオの一つ、というのは、
「ロジック」という武器を複数保有し、それらをバランスよく活用していく、ということですね。
バイナリーオプションという一つの投資商品ではありますが、その中でも、「卵は一つのカゴに盛るな」を実践できればいいのではないか、と考えています。
最後に
今回お話した内容は、NS30の個人的な考え方が色濃く入っています。
私は、リアルなところで言うと、ベースとして6-7個のロジックの反転率を念頭に置いて、多くの本数を打って安定させていくというスタイルです。
また、その本数という生きたフォワード結果とサンプルとして有効なバックテストなどから現相場状況を考え、その時々にフィッティングさせた戦略を練っていきます。
今回の記事内容が、すべての人に正しいとは全く考えておりません。
ぜひ、あなたに合うトレードスタイルを確立していきましょう。
トレードについてのご相談なども、答えられる範囲でお答えしております。
お気軽にLINE@にてご連絡くださいね
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